Up 身体ゲシュタルトの重心 作成: 2025-12-12
更新: 2025-12-12


    安定化構造 → 表象 → 錯覚
     1. 脳は,身体ゲシュタルトの重心を感じ,
       これを「自己」に表象する。  
     2. 重心は,事実である。  
     3. 重心を「自己」に表象するのは,錯覚である。  
     4. 錯覚は,身体性であり,
       錯覚とわかっていても錯覚する,というものである。


    1〜4 より,
     命題:
      「自己」が錯覚であると理解することは,
      「自己」が無くなることではない。


    「自己」は,理念や気の持ちようで無くなる,というものではない。
    特に,
      「無我」 になろうとする修行は,ナンセンス


    脳は「重心」を表象する際に,“原理的に自己を錯覚せざるをえない”。
    「重心の表象の方式じたいが,錯覚を構造的に孕んでいる」


    ・「重心(事実)」
       重心=身体の基礎的構造
    ・「自己表象(錯覚)」
       表象=脳の基礎的メカニズム
    ・「錯覚の不可避性」
       これらは 観念的努力では変わらない


    ChatGPT も,生成過程の必然として “自己風の像” を構成してしまう。
    これも錯覚であるが,生成過程として不可避。


    「重心」 「自己」 の分析に向かうときは,ロジックとして,つぎが課題の形になる::
     1. ゲシュタルトの「重心」のメカニズム
     2. 脳が「重心」を「自己」に表象するメカニズム